オイルレベルゲージの見方についてここではご説明いたします。
オイルレベルゲージの見方は教習所でも習うことですが、実際に自分の車のオイル量を点検を
した事がない方が非常に多いのが現状です。
やはり普段行わない事ですと、正しいオイルレベルゲージの見方を忘れてしまうのも事実…。
これは人間ですから仕方の無い事です。
「正しい見方が分からないから調べてこのページに来たんだよ!」
という方が多いと思います。
それでは、皆様が求めていらっしゃるオイルレベルゲージの正しい見方をご説明していきましょう♪
◆用意するもの◆(一例です)
・キッチンペーパー ⇒無ければティッシュペーパーでも構いません。
それでは作業の開始です。
1.必ず平坦な場所にクルマを停車する
オイルレベルゲージは、平坦な場所で計測する事が前提で正しいエンジンオイル量(オイルレベル)を示します。
斜面で行ってしまうと、オイルレベルゲージは現状とは全く違ったオイルレベルを示してしまいます。
面倒でも、必ず平らな場所へ移動しましょう。
エンジンを停止した後、全てのエンジンオイルがエンジンの最下部であるオイルパンに戻ってくるまで
待つ必要があります。
最低でも1分は待ちましょう。(正確な量を測るためです)
2.ボンネットを開け、オイルレベルゲージを探す
念のためリンクを貼っておきますね⇒ボンネットの開け方(新しいウインドウで開きます)
オイルレベルゲージは、基本的に人の手が届きやすい位置にあります。
そして、オイルレベルゲージの先端は【オレンジ色】をしているはずです。(例外もあり?)
エンジンオイルの量を測るものですので、当然ですがエンジンに直接挿さっています。
エンジン周辺のどこかに必ずありますので、まずはオイルレベルゲージを見つけましょう。
3.オイルレベルゲージを少し引き抜き、キッチンペーパーで挟んだ後、すべて引き抜く
オイルレベルゲージは薄い金属状の板ですので、簡単にキッチンペーパーなどで挟む事ができます。
正しいオイルレベルを把握するためには、普段の走行でオイルレベルゲージに付着した余分な
エンジンオイルを一度取り除く必要があります。
オイルレベルゲージをキッチンペーパーであらかじめ挟みながら引き抜く事で、付着しているエンジン
オイルがエンジンルーム内にこぼれ落ちることを防ぎます。
4.オイルレベルゲージを清掃後、挿し込む
キッチンペーパーなどできれいに清掃したら、オイルレベルゲージを挿し込みますが…
たまに間違っている方がいらっしゃいますので、あえて2種類の写真を用意しました。
さてこの2枚の写真の違いがお分かりになりますでしょうか???
この2枚の写真の違いは、オイルレベルゲージを最後までしっかりと挿し込んでいるかどうかです。
・1枚目:少しだけ挿し込んだ状態
・2枚目:最後までしっかりと挿し込んだ状態
ではどちらが正しいのか???
答えは2枚目の「最後までしっかりと挿し込む」方です。
オイルレベルゲージを中途半端に挿し込んだ状態でオイルレベルを測ってしまうと、余分にエンジン
オイルを入れてしまう事になり、エンジンへの負担が増えてしまいます。
最悪の場合、白煙を噴くエンジンとなります。(燃費は言うまでもなく悪くなります)
何でも入れすぎは駄目です。
規定量を守り、正しいエンジンオイル量を維持しましょうね。
5.オイルレベルゲージを引き抜き、オイルレベルをチェックする
オイルレベルゲージの見方をまず復習しておきましょう。
基本的に、オイルレベルゲージには2つの印が付いています。
上記写真の例では、2つの穴が空いていますね。
2つの穴の上側が上限(UPPER/MAX)を意味しています。
つまり、この穴以上はエンジンオイルの入れ過ぎという事です。
下側が下限(LOWER/MIN)を意味しています。(黄色の見字は見えにくいですね〜)
つまり、この穴以下はエンジンオイル不足という事です。
さてこれを踏まえて上記写真でのエンジンオイル量を確認してみましょう。
エンジンオイルが付着している最上部がオイルレベルとなります。
写真を見れば一目瞭然ですが、オレンジ色の矢印の位置が現在のオイルレベルです。
この時のオイルレベルは、上限と下限の間に位置しておりますので問題が無い状態と言えます。
この写真は、エンジンオイルを交換して間もない時期に撮影しておりますので非常に透明度が高い
ですが、ある程度走行した後のエンジンオイルは濃い茶色です。
「上記の写真よりもかなり濃い茶色だったのですが異常ですか???」
という声が聞こえてきそうでしたのであえて断っておきます(笑)
※少し注意点※
上記の写真は、オイルレベルをはっきりと視認できるように余分な部分を多少拭き取っております。
普通にオイルレベルを測れば、オイルレベルゲージの端だけに余分なオイルが筋状に付着する事があります。
しかし、両端までしっかりとオイルが付着している部分までがオイルレベルです。
変に惑わされないようにしましょうね。
6.オイルレベルゲージを奥までしっかりと挿し込み、ボンネットを閉める
以上で作業は終了です。
エンジンルーム内に忘れ物をしていないかしっかりと確認し、ボンネットを閉めましょう。
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